防水工事の種類をご存じですか?
マツミのコラムをご覧いただきありがとうございます。
広報営業部 斎藤です。
マンションやビルなどの建物における防水工事にさまざまな種類があることをご存じでしょうか。
マツミにご相談くださいましたら、その場所に応じた適切な工法をご提案させていただきますし
他の防水工事の業者さまでも、最適な防水をご提案いただけると思います。
しかし、知っておけば安心して工事を行えますよね。
大きく分けると、ウレタン防水・塩ビシート防水・FRP防水・アスファルト防水の4種類があり、
それぞれに特徴があります。
メリット・デメリットなどを一つずつご説明いたしますので、
防水工事をしなくちゃいけないとお考えの方は、ぜひ最後までご覧くださいませ。
1. ウレタン防水
■ウレタン防水とは
液体状のウレタン樹脂を床面に厚めに塗り拡げて乾燥させ防水膜をつくる、防水工法。
施工する床の面積・形状・材質を問わず施工可能です。
メリット
・液体状なので継目が出ない
・比較的安価
・違う防水材でも重ね塗りが可能
・どんな形状でも幅広く施工が可能
デメリット
・5年目にトップコート塗装が必要
・湿気が多い建物だと膨れやすい
・塗布量、均一に塗る為職人の技量が必要
・耐用年数が短い約8年~10年
2.塩ビシート防水
■塩ビシート防水とは
メーカーによっても異なりますが㎡あたり4か所程度のプレートを打ち付けて、
幅1.2mくらいの塩化ビニール製のシートを熱溶着する防水工法。
メリット
・下地を選ばず施工可能
・耐久性に優れている
・広い面積を一度に施工できるので工期が短い
デメリット
・複雑な場所への施工には不向き
・工事中の振動音が発生する
3.FRP防水
■FRP防水とは
ガラス繊維強化プラスチックのことで、現場で硬化するプラスチック系樹脂と組み合わせた塗膜防水。
メリット
・非常に高い水密性(防水性)がある
・短い工期で施工できる
・非常に丈夫で軽量
・どんな形状でも幅広く施工が可能
デメリット
・費用が高め
・硬化するまで特有の刺激臭がでる
・ジョイントの多い屋上や既存にシート防水やウレタン防水が施工されている屋上
・鉄骨造(ALCなど揺れが大きい建物)に不向き
4.アスファルト防水
■アスファルト防水とは
合成繊維不織布にアスファルトを浸みこませてコーティングした、シート状のルーフィングを貼り重ねていく工法。
面積の広い場所などの施工に採用されます。
耐久性の高い防水工法で、熱工法・トーチ工法・常温工法(冷工法)などに分類されます。
(1)熱工法
加熱して溶融した防水工事用アスファルトを使用し、シート状のルーフィング複数枚を交互に積層して防水層を作る工法。
歴史が長く実績があるので、信頼性の高いことが特徴です。
溶かしたアスファルトの異臭や煙を放つこと、溶融温度が220℃~270℃と極めて高温であることから
近隣の環境問題などのデメリットもあります。
(2)トーチ工法
シート状のルーフィングの裏面と下地を、トーチバーナーであぶり溶かしながら貼り重ねる工法。
熱工法の溶融釜のような大がかりな設備が不要で、容易に防水層をつくることができる。
あぶり不足などの施工不良が原因による早期劣化や雨漏りなどの不具合が発生する可能性もあり、
コストパフォーマンスに優れた工法だが、精度の高い丁寧な作業があってこそ、その防水性能が発揮されます。
(3)常温工法
ゴムアスファルト粘着層を裏面にコーティングした改質アスファルトルーフィングシート複数枚を
交互に積層して張り合わせる工法。熱を使わずに防水層を作ることができるのが特徴で、冷工法とも呼ばれています。
環境には優しいですが、熱を使用する工法に比べると防水効果は低くなってしまいます。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は防水工事の4つの種類について、お伝えさせていただきました。
マツミでは、これまで数多くの防水工事を手掛けており、施工品質の評価も頂いています。
その豊富な経験から、施工管理者がオーナー様のご要望や既存の状態や環境に合わせて
親切丁寧にご説明をいたします。
雨漏りや防水工事について、ご不明点やご不安な事があれば、お気軽にご相談くださいませ。
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親兄弟の思いで施工させていただきます!