外壁のシーリング(コーキング)って自分でやっても大丈夫?
建物の寿命を左右するといっても過言ではないシーリング(コーキング)。
前回はシーリングとは?劣化の症状は?についてご紹介しました☆↓↓↓
建物を雨水や揺れから守るシーリングですが、劣化している
シーリングの充填は、大きい注射器のような器具を使って充填していくのですが、
「意外と簡単そう」「自分でも出来るかも!」とDIYのブームも相まって、
最近ではご自身でシーリングを打ち直す方も増えています。
ただ、このシーリング充填する工事、しっかりとした技術が必要な工事なんです。
本日は、シーリングって自分でやってもいいの?をテーマに補修工事についてもご紹介します♪
シーリング工事って自分で出来るの?
先に結論からお伝えすると、ご自身でのシーリング工事はあまりお勧めしません。
ホームセンターでも材料や機材は売っているので、自分でできなくもないですが、
シーリングのしっかりと施工には高い技術と豊富な知識が必要になります。
前回もお伝えした通り、シーリングは建物を水や揺れから守る大切な役割があります。
慣れない方が正しく施工出来なかった場合、
雨漏れの発生や建物の寿命にも影響が出てしまいます。
シーリング工事「打ち換え」と「増し打ち」の違い
シーリング工事には、「打ち替え工事」と「打ち増し工事」があります。
■打ち替え→
既存のシーリングをすべて取り除いた後に、
新しいシーリングを充填する工事
■打ち増し→
既存のシーリング材の上に、
新たにシーリング材を塗り重ねる工事
打ち増しとはシーリング材が硬化やひび割れなど劣化が
進み切っていない場合に行うと理解してもらえると分かりやすいでしょうか。
作業の手間は少ないため費用はお安くできます。
基本的には打ち換えをすることがお勧めですが、建物の状態を把握し、
どんな工法が一番適しているのか、判断することが大切です。
「費用を安くしたい=打ち増し」と安易に判断せず、
現状を確認して適切な工法を選びましょう。
シーリング補修方法
シーリング工事の作業手順を簡単にまとめました。
<1>除去(打ち替え工事の場合)
既存のシーリング材を取り除きます。
<2>清掃
新しいシーリング材を充填する前に、古いシーリング材が埋め込まれていた部分をきれいに掃除します。
<3>マスキングテープによる養生
シーリングに使う薬剤が余分な場所に付着しないように、マスキングテープで保護します。
<4>プライマーの塗布
シーリングを施す場所に錆びやホコリがなく乾燥していることを確認し、シーリング材の密着性を良くするために行います。
<5>シーリング材の充填
コーキングガンと呼ばれる器具を使い、シーリング材を目地に充填します。
「どんなシーリング材を使うか」
「コーキングガンのノズルのサイズや形が適切か」
「気泡が入っていないか」など、職人の判断や技能によって仕上がりが左右されます。
<6>ヘラでならす
充填したシーリング材を、ヘラを使って押さえて圧着させます。密着性を高めるとともに、余分なシーリング材を除去し、表面をきれいに整えることがこの作業の目的です。
<7>工事完了
シーリング材が乾ききる前に、マスキングテープをはがして完成です。
■まとめ
いかがだったでしょうか。
少しでも修繕コストを下げたいとお考えになるのは、オーナー様であれば当然の事。
ただ、慣れない作業をしてしまい、結果的に業者にやり直しをお願いすることになれば
追加の費用もかかります。
また、最悪の場合は、雨漏れの発生やクッション材として機能せず
外壁にひび割れが発生してしまう可能性もあります。
そうなれば修繕費用もかさんでしまい、結果的に
「初めから専門業者に頼んでおけばよかった・・・」
ということにもなってしまします。
シーリングは建物の寿命にも関わる大切な部分。
マツミでは大規模修繕や外壁塗装・防水工事から新築まで、
建築一式工事を承っております。
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