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外壁改修工事での仮設足場の重要性について

外壁改修工事での仮設足場の重要性について

『外壁改修工事での仮設足場の重要性について』

 

建物は新築から経年劣化していくので、メンテナンスとして外壁塗装はとても大切な事はご存知だと思います。

 

新築当初から使用している塗料により、

耐用年数は異なりますが、耐久性の低いもので7年程、高いものなら10年から15年耐久度を保つことができます。

外壁は、住宅内部を紫外線や雨風から守る役割を持っていて、建物の耐久性の為には必ず必要です。

指で触ると白い粉がついたり、見た目にも亀裂があるなら危険な状態で、

放置した場合、雨漏りだけでなく、住宅倒壊につながる可能性が高くなります。

 

築20年の中古マンションの大家さんのお話ですが、

当然メンテナンスは必要だとわかっていて3社程見積もりを取って外壁改修工事を検討されていました。

そこで、気になられたのが、

『足場は工事の時だけ設置して、工事とともに解体するのに、費用が高いのでは?』

という疑問が湧いてこられたそうです。

その疑問が湧いてくると同時に、『足場って必要ないんじゃない?!』まで思われて、

見積もりを見ては足場の代金が無ければもっと安くすむのに・・とイライラされていたのです。

 

いざ外壁塗装を依頼した時、業者が提示した外壁塗装の見積もり費用に含まれている「足場代」の金額を見て、

「これってもっと安くならないの?」と思った人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

もしかして、同じように思われている大家さんや、オーナー様が多いでは?と思い、

今回は外壁改修工事での足場についてご説明します。

 

こちらでは納得して安心して外壁塗装改修工事ををご依頼いただくために、

足場の役割や種類、費用相場についてご紹介しますので、長いですが最後まで読んでくださいね。

 

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  1. 外壁塗装改修工事にとって仮設足場は必要なの?

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外壁塗装にとって足場はとても重要なる役割が3点あります。

 

 

①足場があるからこその作業効率の向上と施工品質の確保に!!

外壁塗装において足場は、作業効率や施工品質に大きく影響します。

足場がないと塗布作業もスムーズに行うことはできませんし、隅々まで塗料を塗ることもできません。

作業効率の向上はもちろん、施工品質を確保するための役割が足場にはあるのです。

想像していただけると理解しやすいと思います。

不安定な足場では踏ん張れないですし力も入りません。

作業がしづらいのです。

いい品質で!と希望されるなら足場は重要な役割を持っています

 

➁作業員の安全を守る

外壁塗装は高所での作業が多く、常に転落の危険性と隣り合わせの状態です。

現場では細心の注意を払って作業をしているものの、「もしも」の可能性は誰にも否定はできません。

国が定めた安全の最低基準として労働安全衛生法では、

2m以上の高所で作業をするときは安全対策として、足場の設置が義務づけられています。

戸建住宅は平屋であっても外壁は2m以上になるので、

2階建て住宅の外壁塗装では、作業員の安全を守るためにも足場は必ず設置しなければならないのです。

 

➂近隣への配慮

周囲に住宅が隣接している場合、外壁塗装によるニオイが発生したり、塗料が飛び散ったりする可能性が高くなります。

特に2階建て以上だとニオイの広がりや低所への塗料の飛び散りを不安に思うこともあるのではないでしょうか。

施工期間中に近隣とトラブルになってしまっては、せっかく外壁のメンテナンスをしても穏やかに過ごすことはできません。

足場へ飛散防止シートをかけることで、塗料のニオイや飛び散りを防ぐことができます。

このように、近隣へ配慮することで施工期間中のトラブルもなく、スムーズに作業を進めることができます。

もし。停車してある車に飛散した塗料がついてしまっては大変なことになります。

塗装工事期間も長いので入居者・近隣の方への配慮は重要になります。

 

足場があることで、気が付いていなくても大家さんをが守られていることがあります。

 

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  1. 足場にはどんな種類があるの?

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外壁塗装で設置する足場は建地・布地・腕木・足場板・大筋かい・

単管ジョイント・ジャッキベース・壁つなぎ用金具などを組み合わせて設置します。

主な足場の種類は4種類あり

「単管足場」「単管ブラケット足場」「枠組足場」「クサビ足場」です。

使用する環境や目的によって設置する種類も変わってきます。

では、足場の種類をご説明します

 

※単管足場

 

単管足場は、鋼管(鉄パイプ)にクランプ金具とボルトで固定して組み立てられた足場のことです。

特徴は、住宅・ビルなど建物の規模や形状によって調整しやすいので、

足場の設置面積が少ない場所で多く使われています。

建地・布地・腕木・足場板・単管ジョイント・固定型ベース金具など多くのパーツを使用しており、

設置から解体まで手間や時間がかかります。

また常に塗料や工具など片手に持った状態で

2本の鋼管(鉄パイプ)の上に乗って作業をすることになるので、

転落の危険性が高くなります。

そのため、単管足場の安全性は低いです。

 

 

※単管ブラケット足場

 

3階以上の住宅やビルでの施工現場で使われている足場です。

特徴は単管ブラケット足場は形状や角度を自由に調整できるため、

単管足場よりも安全性は高く優れています。

欠点は、組み立て設置の期間が長く、いったんボルトが緩むと揺れやすくなってしまいます。

 

 

※枠組足場

 

一般的によく使用されている足場です。

枠組足場は事前に工場で製作された建枠を使って組み立てられた足場です。

特徴は、軽量で設置から解体まで簡単に行えるだけでなく、高い強度を持っています。

 

枠組足場は施工期間の短縮につながるだけでなく、職人の安全性確保にもなるため、

多くの施工・建築現場で使われている足場です。

 

※クサビ足場

 

クサビ足場は足場を組み立てるために必要な各パーツに、

クサビをハンマーで打ち込んで組み立てる足場の事で、

または「ビケ足場」と呼ばれています。

 

設置面積が狭い木造低層住宅から中層まで対応。

高層ビルの外壁塗装にも使われています。

特徴は、ハンマーのみで組み立てができるので設置期間も短く、

安全性にも優れています。

しかし、ハンマーで叩く音が近隣に響いて騒音による迷惑をかけてしまう可能性があったり、

場所によっては設置ができないケースもあるので要注意です。

 

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  1. 外壁塗装の足場の費用相場と注意点

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安全・迅速に外壁塗装をするために必要な足場ですが、

中には高額な足場代を請求してくる業者も存在するので要注意です。

悪徳業者の被害に遭わないためにも、外壁塗装を依頼する前に足場代の相場を知っておきましょう!

 

足場の費用相場っていくら?

外壁塗装の見積もり費用の約20%を占めているのが「足場代」だと思ってください。

塗装工事の中でも削ることができない足場代ですが、

全体費用の20%程度が足場代と出されている場合は妥当と言えます。

おおよそですが、相場はこの様になっています。

仮設足場

600~800円/㎡

メッシュシート

100~200円/㎡

メッシュシートとは、周りへの飛散防止、また職人の落下防止のためのネットのことです。

安全な作業とご近隣とのトラブルを防ぐためには必須のものですので、

きちんと見積もりに入っているか確認しておきましょう。

 

 

足場代は「足場面積×平米単価」によって算出されています。

足場面積は足場を設置するために必要な面積のことで、住宅の外周面積がわかれば誰でも算出は可能。

そして、足場は外壁から離して設置する必要があるため、実際の外周より大きくなります。

そのため、足場面積を求めるときは、外周に外壁と足場までの距離を足した数値に高さをかけて算出します。

 

こうして求めた足場面積に平米単価をかけて足場代が求められます。

お伝えした計算式で算出した足場代があまりにも高額なら、

どうしてそのような費用になったのか確認してみてください。

また、足場代は、階数が高くなればなるほど、単価が上がりますので

確認をしてみてください。

良識ある業者であればきちんと説明してくれます。

 

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足場代が高すぎる。又は足場代金が無料の業者には気を付けましょう!

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複数の外壁塗装会社に見積もりを依頼してみたら、高すぎる業者と、なんと足場代が無料の業者が!!

足場は、外壁塗装の仕上がりはもちろん、職人の安全確保のためにも必要なもの。

命を守る役割を持っているため、「足場の組立て等作業主任者」の国家資格を保有していなければ、

足場を組み立てることはできないのです。

 

そのため、外壁塗装会社であっても資格を持つ者がいない場合は、

他の業者へ依頼することもあり高額になることもあります。

私が実際に聞いて驚いたのは「この足場は、ほんとにいいんです」と力説し、

足場の単価が1400円の業者がいました。高すぎるな・・とぼったくりです。

何がどういいのか説明はあやふやで何が言いたいのかわかりませんでしたが。

いまだにこんないい加減なことをする業者がいるのかと憤慨しました。

 

また、足場は種類によってさまざまなパーツがあり運搬にも費用がかかり、

足場代の細かい内訳として運搬費はもちろん、

組み立てるための施工費や施工後の解体費も含まれているのです。

 

こうした費用がまったく含まれておらず「足場代は無料です」とうたう業者は、

正式な見積もりではない可能性があるのでご注意ください。

 

計算したところ、足場代が無料であっても塗料代金やほかの見積金額に上乗せされていて

他社の見積もりと比較して、他の費用がやけに高いので総額的には大差がなかったのです。

安くしているというパフォーマンスなのでしょうか。

こんないい加減な見積もりを作成してる業者は要注意です。

まともな施工もしてもらえませんし、トラブルになる可能性が高いです。

気を付けてくださいね。

 

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まとめ

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足場は職人の命を守り外壁塗装の仕上がりにも関わってくるため、

必要なものだとお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

「足場代は無料です」という業者は確かに魅力的に思えても

他の費用に上乗せさせられている可能性もあります。

一般的に、市場より安すぎる業者は要注意です。

安かろう。悪かろうです。

そのため、外壁塗装の見積もりを見るときは、足場代にとらわれず見積もり全体で比較するようにしましょう。

 

塗装工事では足場が必要だということがご理解いただけたのではないでしょうか。

もし、「この足場代って合っているの?」と不安に感じたら、

こちらでご紹介した足場の費用相場と計算式を基に、足場代がいくらになるのか算出してみてください。

 

何か不安なことや気になること、こんなこと人に聞くのは恥ずかしいなんて思われてることがあれば、

マツミまでご連絡ください。すぐに解決します!


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