見積もりだけ欲しいのに、現地調査に来られて時間を取られるのは・・と思われているかもしれません。

しかし、現地調査は施主様にとっても施工会社にとっても重要なこと。

新築とは違い、既にある建物を工事するリフォームでは、現地調査は欠かせません。

手元にある図面と建っている建物に違う部分がある場合や、壁や下地がどのような状態になっているかで工事方法が変わってくる為、建物の劣化状況の確認、大きさ、既存の素材など、施工を行う上で必要になるものの確認を行います。

建物状態は、東西南北で劣化症状や汚れなどが必ず違っているもの。

特に紫外線による経年劣化が多く見られます。傷み具合や歪みはなど実際に見なければ判断できませんし、お見積書提出後に追加料金が発生というのも気分が良いものではありません。

現地調査なくして本当に必要な工事プランとお見積書のご提案ができないのです。

 

では現地調査ってどんなことをしているのか？

実際、マツミにもこんな声が寄せられています。

 

　「一緒に立ち合わないといけないですか？仕事があるんですけど・・・」

　「調査時間はどれくらいかかりますか？」

　「準備するものなどありますか？」

　「所有している物件が他県になるのですが対応してくれますか？」

　「本当に無料ですか？見積りしてもらったら施工をお願いしないといけないですか？」

 

　・・・このようにお客様の不安は多数あります。

 

≪現地調査は建物の健康診断です≫

 

　プロの目から見て「この建物はどこが悪いのか」「工事をするにあたって周りの環境や支障はないか」「資材や材料はどれくらい必要なのか」などを実際に目で見て調べて把握するための、いわば建物の健康診断です。

戸建ての場合でもマンションの場合でも現状把握しないと見積り作成ができず

具体的な提案もできない為、必ず必要になります。

　それでは実際どのようなことをしているのか簡単にご紹介させていただきます。

 

 

外壁リフォームの現地調査では、主に以下の７点をチェックします。

 ①外壁の劣化状態を確認

　外壁を手でこすり、白い粉が付着(チョーキング現象)するか塗膜の状態を確認します。再塗装で済むのか、外壁材の交換が必要なのかの判断材料になります。

 

②住宅の構造を確認

柱や梁、筋交い（すじかい）などの構造が傷んでいないか、確認します。補修が必要であれば外壁塗装の前に施工します。

　　　　

 

 

③壁面の状態を確認

　タイルが欠けているところはないか、ひび割れがないか、雨水の侵入の跡がないか、シール（外壁どおしのつなぎ目）の打ち直しが必要かなどを確認いたします。

その他にも壁面の打診調査をします。打診用のハンマーで外壁をたたく事で、クラック(ひび割れ)や、カラカラという音で浮きの有無を確認します。タイルと壁（躯体）の隙間が有るところと無いところでは音が違い、剥離の原因にもなります。

 

 

 

 

④作業準備場所の確認

　資材や塗料の置き場、周辺環境（近隣の建物や環境、電線など）、道幅や道路状況、駐車場の有無など施工に支障が出ないか、安全に作業が出来るかを把握します。

 

 

⑤工事査定のための確認

　全体と細部、対角の写真撮影をします。再塗装後の写真と比較して、仕上がりをお客様に確認していただくためです。

その他にも出入口、郵便受けの数、外壁の窓の数、屋上、近隣との隙間など細部まで写真撮影をいたします。

 

⑥工事作業日程の確認

外壁塗装では、養生シートの敷設、足場設置、下地施工、下塗り、上塗りと工程が進みます。その段取りについてお客様に説明し、作業日程について確認していただきます。

 

 

⑥工事作業日程の確認

最後にお客様のご要望をお伺いさせて頂きます。

実際の建物を前にしてお話を伺うことで、より具体的に理解でき

「今、何が必要な工事なのか」

「将来、どんな工事が必要になるのか」

「1番お客様が気になっている事はなにか」

お客様の希望や予算などをお伺いし、お家にあった補修方法を提案するために現地調査は必要なのです。

建物の劣化状況や形状は必ず異なるものです。きちんとした調査を行う事で、施工のご提案の種類が増える可能性もあり、ご要望に沿った施工プランの作成をすることができます。

 

まとめ

いかがでしたか？

現地調査は建物の健康診断。

定期的に確認することで無駄のない施工を行うことが出来ます。

マツミでは、マンションの大規模修繕を多く手掛けた経験を基に、お客様の状況に応じて対応策を一緒に考えさせていただきます。オーナー様のご要望や既存の状態、環境に合わせ、親切丁寧にご説明をいたします！

ご相談のみでも結構です。お気軽にお問い合わせください。