ご存じでしたか?雨漏れの意外な原因は〇〇から雨漏れであることを
雨漏れはベランダや屋上から起きるもの・・・
そう思われているオーナーさまが多くいらっしゃると思います。
【こんな症状の場合は○○が原因かも…】
- 何度補修をしても雨漏れが止まらない
- 慢性的ではないが、時々雨漏れが起こる
- 強風時のみ雨漏れが起きる
実はそんな雨漏りの原因は【外壁】からであることが多いのです。
マツミでも現場調査に伺った約10%(10件に1件!)が外壁からの雨漏れが原因でした。
上記の中でも特に「① 何度補修をしても雨漏れが止まらない」という症状は、修繕費も都度発生し、雨漏れのたびに入居者様にも迷惑がかかるなど、オーナー様にとっては悩みの種だと思います。
本日はそんな厄介な雨漏れを防ぎ、
外壁の防水性能をより長く保つために有効な塗料である弾性塗料についてご紹介します。
◆そもそも壁のどこから雨漏れするのか
主な外壁からの雨漏れの原因は様々ありますが、サッシなどの開口部の4隅がひび割れる「開口部クラック」や、髪の毛ほどの小さなヒビ「ヘアークラック」など、意外なところから雨漏れしていることが多くあります。
皆様の物件ではこのようなちょっとした亀裂、ございませんか?
このようなヒビが入っている外壁は耐久性が落ちてきている可能性がある為、通常の塗料で補修をしても同じ部分や他の箇所がひび割れるなどして、また雨漏れが発生してしまう可能性があります。
そこで防水性能の高い塗料=「弾性塗料」を使用し、外壁の防水性能を上げる補修を行うことが重要になるのです。
◆高い防水機能のある「弾性塗料」とは?
弾性塗料とは、読んで字のごとく、弾力性があり柔らかい塗膜を形成する塗料のこと。
他の塗料よりも高い伸縮性と弾力性を持っているのが特徴です。
そのため、下地にヒビが入ってしまっても、ヒビに追従することが出来るので、防水性が高いのが大きな特徴です。
◆普通の塗料じゃ防水できないの?
以前にお客様から
「小さなヒビなら普通のペンキでも防水できるでしょう?」
とご質問いただきましたが、これは間違いです!
塗装後は一見するとヒビも埋まる為、防水性があるように思えますが、
通常の塗料は塗膜が薄く外壁下地に亀裂が入った際、一緒に塗膜もひび割れてしまいます。
対して弾性塗料の塗膜の厚さは、通常の塗料の10倍もありゴムのようによく伸び、下地の亀裂をカバーしてくれる為、外壁の寿命をより長く保つことが出来ます。
こういった特徴から外壁の防水材では弾性塗料を使用することが主流となっています。
◆弾性塗料のメリット・デメリット
◆弾性塗料のメリット
柔らかくひび割れに強い
弾性塗料は伸び縮みする性質があるため、塗膜がひび割れしにくい塗料です。
ひびの発生を抑えることで見栄えの悪化も防ぎ、雨風からも守ってくれます。
防水性が高い
弾性塗料は外壁にピッタリと密着する性能を持っており
密着性があることで雨水が塗膜の内側へ侵入しにくくなり、防水性能が高めることが出来ます。
モルタル外壁の劣化を防ぐ
モルタルはひび割れが起きやすい外壁です。
そのためひび割れを起こしにくい弾性塗料の使用が推奨されています。
◆弾性塗料のデメリット
通気性がないため塗膜が膨れやすい
弾性があるためひび割れを起こしにくいというメリットがある一方で、
水や空気を通さないため稀に塗膜が膨れ、美観を損ねる可能性があります。
工法によっては費用が高額になる
通常の塗料を塗装するときよりも、塗布量が多くなるため、弾性塗料での塗装は施工費用が高くなることもあります。
※現況や用途・改修の目的により選択肢は様々です。是非ご相談ください。
~ポイントは取り扱いの難しさ!だからこそ信頼できる業者に依頼を~
弾性塗料は、高い防水性能もあり、使い方によっては非常に効果のある塗料です。
しかし、その効果を最大限に発揮するためには、特徴をしっかり理解し、既存の外壁材や環境に応じて厚みや工法を調整するなど、十分な知識と経験を有していなければなりません。
そのため、弾性塗料を使用して塗装工事を行う場合は、知識・経験を有した業者、職人に依頼する必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
外壁からの雨漏れには、弾性塗料での補修が大変有効です。
実際に、公共施設(役所や学校など)での改修工事では弾性塗料の使用が必須になっているほど、高い防水性が認められています。
ただ、その高い防水性能を発揮するためには、豊富な経験と確かな目が必要になります。
マツミでは弾性塗料を使用する公共施設の改修工事をこれまで数多く手掛けてまいりました。
その豊富な経験から塗料の特徴やメリット・デメリットを知り尽くした施工管理が、オーナー様のご要望や既存の状態、環境に合わせ、親切丁寧にご説明をいたします!
現地調査は無料でお伺いしております。ご相談のみでも結構です。
ご不明点があれば、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。