マンションの鉄部塗装工事について★
—親兄弟の建物と思い塗らせていただきます—
☆これが私たちの想いです☆
親孝行し隊 サポートセンター 原里恵です(^_^)
本日はマンションの大規模修繕において、必ずと言っていいほど議題にのぼる鉄部塗装工事について、お話いたします。
マンション内の「鉄部」というのは、鉄骨階段やエントランス扉、メーターボックスや非常階段の扉、消火栓・消火器ボックス、屋外照明器具、そして配管を支えている鉄骨部分など
普段は気づかないかもしれませんが、
意外と多くの箇所に鉄が使用されています。
この鉄部の大敵というのが「錆」です。錆は、金属に水分が付着した状態で空気(酸素)と触れあう状態が続くことによって発生しやすくなり、鉄などの金属の内部まで腐食し、耐久性を著しく低下させます。
通常、マンションなどの建物に使用されている鉄部品には錆止め用の塗装が塗られていることがほとんどですが、これらの塗装は3~6年すると紫外線や風雨によって剝れてしまいます。
塗装が剝れてしまうことによって見た目も損なわれますし、錆が鉄の内部まで腐食すると鉄骨が壊れて落下したりなどといった危険性も考えられます。
そのため、鉄部塗装は、マンションの美観・安全性維持の両方の側面から定期的に必要なメンテナンスということができます。
鉄部塗装工事の中で最も重要な作業が錆落とし作業です。
塗装の剝れや錆などを工具を使用して丁寧に落とします。一見綺麗に見える鉄部でも、数年が経過していれば必ず錆が存在しています。
それらを完全に除去しておかないと、塗装を行った時に仕上がりが綺麗に見えなかったり、数か月~1年ほどでまた錆が進行してしまう可能性もあります。
軽い錆にはサンドペーパーやブラシで対応し、進行した錆にはデスクサンダー、ワイヤーホイルなどの電力工具、酸洗い、また皮すきやスクレーパーなどの手工具を使用し、細かなところまで手作業できれいにします。
下塗り
錆を落とした鉄部にまず下地として錆止め剤を塗布します。エポキシ系、シアナミド鉛錆止めなどいくつかの種類があります。
中塗り
合成樹脂やウレタン性塗料などを使用して全体的な塗装を行います。様々な色から選ぶこともできます。
上塗り
中塗りが乾いた後に、再度仕上げ塗りを行います。下塗り~上塗りまで3~4回塗料を塗り重ね、鉄部を塗料でコーティングすることによって外部刺激から鉄部を守ることができます。