大規模修繕のベストシーズン!?「春工事」「秋工事」はホントにベスト?
以前に修繕工事に関するセミナーを開催した際、
お客様からこんなご質問が、、、
「大規模修繕工事は、やっぱり春か秋に工事がいいの?」
そうご質問されたのは、築20年のマンションオーナー様。
詳しくお話を聞くと、数年以内に修繕工事を検討していて
色々な業者に相見積もりや相談をされる中で、
「工事は春か秋の2択ですよ!」といわれたそう。
所謂、「春工事」「秋工事」ですね。
実は今となっては、春と秋に固執する必要無いんです。
今回は、皆さんもお聞きになったことがあるかもしれない
「春工事」と「秋工事」がホントにベストシーズンなの?について
解説いたします!
◆「春工事」「秋工事」とは?
「春工事」と「秋工事」は読んで字の如く、春や秋に行う工事のこと。
地域にもよりますが、
・春・・・(3月頃から6月頃まで)
・秋・・・(9月頃から11月頃まで)
どちらも気候的に落ち着いた時期ですね。
確かに工事しやすそうな時期ではあります。
◆なぜ業者は春と秋を勧めてくるの?
では具体的にどういった理由で業者は
春工事・秋工事を勧めてくるのでしょうか。
・真夏と真冬は、暑すぎるor寒すぎる為、塗料が固まらない
・お盆と年末年始は防犯上のリスクがUP
・工事中はエアコンが使えない為、クレーム発生のリスクあり
上記のような理由で、業者はお客様に工事を勧めるケースが多いと思います。
実際、ひと昔前まではこういった理由で気候が落ち着いた時期の工事を
勧めていたことがありました、
ただ、現在では少し状況が変わっています・・・
【真夏と真冬は塗料が固まらない?】
→技術の進歩により、過酷な環境でも使用できる塗料が増えてきています。
また昨今では地域によっては6月でも真夏日、11月なのに真冬並みといったように、
季節だけで気候を判断できなくなってきています。
【お盆と年末年始は防犯上のリスクがUP?】
→以前はお盆や年末年始に長期休暇をとっている方も多かったですが、
最近は働き方も変わり、時期をずらして休暇をとる人も多くなっています。
またマンションの入居者の6割が高齢者といわれていいます。
盆暮れになれば家族がマンションにやってくるケースの方が多くなりますよね。
【エアコン使用不可は一大事!しっかり対策を!】
真夏は特にエアコンが使えないのは死活問題です。
ただ夏場以外にもエアコンが必要なケースは多々あります。施工会社としっかりと相談し、
気温が落ち着いている時間帯に施工を行うなど、対策が必要です。
◆季節には囚われなくて大丈夫!でも注意点も!
前途のとおり、現在では季節に囚われずに施工を行うことが可能になっています。
ただ重要なのは、皆さんが管理している物件の劣化状態や立地・環境、
入居者の属性などによって、使う塗料や時期を選定する必要があります。
◆ポイントは施工管理!見極めのはプロに任せよう
「いつ・どんな施工をするのがベスト?」なのかを判断するには、至難の業。
そこでポイントになるのは、施工管理者の存在。
施工管理は、施工の内容や工期・現場の安全など様々なことを管理し、
オーナー様の目となり最適な施工を行います。
信頼できる施工管理のいる業者に修繕時期も含め相談しましょう♪
◆まとめ
いかがでしたでしょうか
今回は「春工事・秋工事はホントにベストシーズン?」についてお伝えしました。
工事の技術は日進月歩。ひと昔前まではできなかったことが今では出来るようになっていることもあります。
季節に惑わされず、「皆さんの建物を修繕する時期のベストはいつか」を念頭に置いて、大規模修繕の計画を立てましょう。
大規模修繕は、オーナー様にとっても数十年に1度の大仕事。
同じコストをかけるならベストな時期に、と考えられるのは当然の事。
マツミでは経験豊富な施工管理が修繕工事に関する「不安・不満・不便」など、様々なお悩み事のサポートを行っております。
何かあれば、お気軽にご相談ください!