【テンプレあり】「退去者アンケート」で入居率アップ!? 入居者様の声を集めて、空室対策につなげましょう!
コロナが未だ収束の兆しが見えない中、オーナー様空室が増えてくるなど入居者様の退去は残念なことではありますが
オーナ―様にとって、空室対策は賃貸経営にとって必須条件です。
マツミが関わらせていただいているオーナー様も色々と試行錯誤し、日々悩んでおられると思います。
上記以外にも空室対策を行っておられると思います。
ただ、どの対策も時間や労力、コストがかかる為
「そもそも何から手を付ければいいかわからない」
「家賃や条件など簡単には変更できない」
「宣伝や広告になるべくお金はかけたくない」
など、お悩みの声も良くお聞きします。
家賃を下げれば入居率は上がる可能性はありますが、収入は減少してしまいます。新たな設備を導入してもニーズに即していなければ、空室は埋まらずコストも設備も無駄になってしまいます。
そんな、「空室対策はしたいけど、なるべく失敗はしたくない」というオーナー様・管理会社様は、退去する方へのアンケートを実施してみてはいかがでしょうか。
今回は、皆さんの所有物件の空室対策に何が必要かを決めるヒントになる「退去者アンケート」についてご紹介します。
※ダウンロードできるアンケート用紙も是非ご活用ください!
◆お客様アンケートは宝の山!
どんな業界でもお客様の声は宝の山といわれています。
マンション・アパート経営でも同じなんです。
意外と入居者様の声を聞いたことのない方も多いのではないでしょうか。入居者様は毎日その物件に住み、良いところも悪いところも知り尽くしておられます。
そんな入居者の声をお聞きすることで、不満点や改善点はもちろんオーナー様も気づいていなかった魅力的なポイントを知ることが出来ます。退去理由や不満点から空室の原因を知り、ピンポイントで改善することが出来たり、魅力的なポイントをアピールすることで入居率アップにつなげることも出来ます。
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◆退去者アンケートでわかること
退去時にアンケートを行うことで、「退去理由」「お客様のニーズ」
「物件の魅力」を知ることが出来ます。
潜在的な不満や改善点を知ることで、空室対策や賃貸管理の対応に活かすことができます。
退去理由は「結婚」「帰省」「就職」「卒業」など個人的な理由や、「家賃が高い」「更新料が高い」などの契約関係や、「物件が汚い」「設備の不具合が多い」「管理会社の対応が悪い」など 管理関係についてなど様々な理由があります。
不満点や欲しい設備をお聞きすることで、
「無料インターネットが欲しい」「セキュリティーが心配だった」「トイレに棚を作ってほしい」など、改善点や入居者様のニーズを知ることが出来ます。
また満足した点・住んで良かった点では、「壁紙がかわいくて気に入っていた」「夜はとても静かで快適だった」「窓からの眺めが好きだった」など、ご自身の所有している物件の意外なアピールポイントが見えてきます。
◆退去者アンケートはいつ渡せばいいの?
退去が決まった後、お客様にアンケートをお送りするタイミングはいくつかあります。
- 「解約通知書にアンケートを盛り込む」
- 「解約通知書の受理後」
- 「退去立会」
- 「敷金精算」など。
ただ渡すことが目的ではなく、アンケートは回収できなければ意味がありません。回収率のことを考えると、「解約通知書にアンケートを盛り込む」「退去立会のときに記入してもらいその場で回収する」のがおすすめです。
しかし、前者はアンケートを記載するスペースが限られてしまう点、後者は管理会社に見られながら書くことになる、退去立会に時間がかかる点がデメリットとして挙げられます。
アンケートを行うには管理会社の協力も必要なため、依頼している管理会社と運用方法について相談してみましょう。
◆退去者アンケートを空室対策に繋げよう
退去者アンケートを回収したら、まずは分析することから始めましょう。
・退去理由はどんな内容が多いのか
・不満点や欲しい設備はなんなのか
・満足していた点やアピールポイントはあるのか
など、アンケートで得た情報をまずは整理していきましょう。
そこから入居者のニーズと物件への不満を分析し、設備の追加や家賃の値下げなどの対策を考えることが大切です。
◆定期的な入居者アンケートも有効!?
ここまで、退去時のアンケートばかりお話してきましたが、アンケートはもちろん現在入居されている方にも有効です。
定期的に、入居者様のリアルなお声を聞くことで、退去の抑止や客付けに活かすことも可能です。
「更新の○ヶ月前」などのタイミングでアンケートを送付すると、入居者の要望を叶えて退去を防ぐことができるかもしれません。
ただし、アンケートを行うことで表に出てこなかった入居者の不満を呼び起こすことになり、新たなクレームに発展してしまうかもしれません。そういった点も踏まえ、 入居者から指摘された箇所で修繕が必要なものは直したり、入居者の要望のうち可能なものは取り入れたりするなど管理会社と相談しながら入居者の不満対策をうまく考えていく必要があるでしょう。
まとめ
収益物件の管理には、様々なコストがかかります。
少しでもコストを抑えつつ、なるべく有効な空室対策を取りたいと思われるのは当然の事。
ただ、この対策をとれば必ず結果が出る!という魔法のような空室対策はありません。空室対策はいくつもあります。
皆様の物件に本当に必要な空室対策は入居者様や退去者様がご存じかもしれません。
お悩みの場合は、是非、退去者アンケートを検討してみてください。
□退去者アンケート
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