外壁塗装 費用 (外壁塗装まめ知識)
—親兄弟の建物と思い塗らせていただきます—
☆これが私たちの想いです☆
親孝行し隊 サポートセンター 原里恵です♬(o˘◡˘o)
■お客様からのお問い合わせ窓口をしています
■お問い合わせの多かったものに対してお応えしていきます。
■今回は「費用」についてお話いたします。
目次
①経費と仮設工事費について
②足場代について
③高圧洗浄費について
④今後の相場、価格動向
何かございましたら 原 までどうぞ (^_^)/
外壁塗装 費用について
相見積もりでご検討されるのもひとつの方法ですが、ある程度の予備知識を得てからでないと、業者選定への判断が出来ないと思います。塗装工事業者数社から見積りをしてもらったが、金額の差が大きすぎて、「どれ位が相場なのかわからない」という声をネットでもよく目にします。
そんな方にお勧めなのが、塗装価格の羅針盤、塗料メーカー公表の「設計価格表」を参考になさってください。各塗料メーカーが塗料、標準仕様、適応塗装下地などと一緒に「設計価格表」を公表しています。この価格表は、中規模以上の工事を想定して積算されています。一般的には塗装面積300㎡以上を基準としています。
戸建住宅を標準として積算されたものではありません。
戸建住宅の場合、これより数パーセント低い価格で実行されているケースが多く見られます。
この価格表は家電業界で言うメーカー標準小売価格みたいなものです。この価格表をベースに見積り価格を比較検討なされれば、「相場の数倍の価格で契約してしまった」などという大きな失敗はないと思います。
塗料メーカーのHPで閲覧できるところが多いので、ご参考になさることをおすすめいたします。業者によっては見積書の明細項目で、塗装費用と下処理や素地調整費用をまとめて単価(価格)として表示している場合があります。
下処理は、その建物の傷み具合によって異なり、その施工価格に差が出るものです。従って、「塗装費用」と「下処理・素地調整費用」を別項目として、はっきり分けて表示していただくよう業者に依頼されることが価格の透明性を高め、価格の比較判断をしやすくします。
経費と仮設工事費について
数社から相見積りをしていただくと分かりますが、業者によって一般諸経費、現場経費の差が大きいことにお気づきになると思います。
戸建住宅の工事のような小規模、短期工事の場合、足場以外の仮設工事はほとんど計上されないのが一般的です。
業者によっては仮設トイレ、資材置き場など計上する場合があります。
現場経費は工事金額の5%~10%程度が相場とされていますが、ほとんど施工管理者等の人件費として賄れます。
従って、特に現場監督を常駐させない業者には本来、ほとんど不必要なものです。
残材、廃材処理費も戸建住宅の外壁塗装では数千円程度です。
一般諸経費は業者の営業経費として、業者間によって大きく分かれるところです。
営業利益、広告費、販売人件費など、その企業の経営体質に影響を受けますし、企業により格差の付くところでもあります。
どの程度の経費を必要と認めるかは、発注者がご自分の判断で選んで業者選定をなされればよいと思います。この金額が大きいと、工事全体の価格が相場からかけ離れていってしまいます。
足場代について
よく「足場代をサービスします」ということを見積もりに謳っている業者のことを耳にします。
足場の仮設費は戸建の住宅の場合6~20万円位(600~1,200円/㎡、足場の種類によって差)が相場です。
従って、とてもサービスのできる金額のものではありません。
最低でも4~5人工はかかりますし、運搬費もいります。
もし可能だとしたなら、他にそれだけの利益幅が十分あることを証明していることになります。
そうで無ければ経営は成り立ちません。
そのような業者は単価が正当なものでないと自己宣伝しているようなものです。
高圧洗浄費について
高圧洗浄機を使用した水洗いは、塗装下処理として特に、屋根塗装、外壁塗装には欠かせません。
苔の生え具合、汚れの程度などによって洗浄機の突出圧を調整します(通常100~150Kgf/㎡程度)が、それによって燃料費、人件費も変わってきます。
特に屋根の洗浄は次のような場合、洗浄費の金額が変わってくるのが一般的です。
- 屋根が急勾配の場合
- コロニアル葺き屋根で苔の発生が多い場合
- 乾式洋瓦葺き屋根のスラリー層の除去(300-円/㎡以上)が必要な場合など
コロニアルや乾式洋瓦などで苔が多い場合、一般住宅でも水洗いに1日を要することも珍しくありません。
現在の相場は、150~400円/㎡位で推移しています。
今後の相場、価格動向
このところの原油価格が高騰傾向にあり材料品の価格高騰が懸念されます。
塗料はガソリンとは違い原材料となる化学製品の価格動向に左右されますので、今年の塗料の価格動向に安値感はありません。
反面、建築業界は職人の高齢化と人手不足から賃金の上昇が続いております。
今後その傾向は続き、工事価格の上昇に結びついてくると思われます。
特に首都圏ではオリンピックを控え、災害復興と相まってその傾向は日増しに強まるものと思います。
苦しいながら工事価格据え置きの塗装業者が多い中で、人件費の高騰から工事価格の値上げに踏み切らざるを得ない業者も今後増加するのではと予想されます。
今後の外壁塗装ではラジカル制御型塗料の仕様が主流になってくるでしょうが、塗料の価格は従来の一般的な塗料より「やや高め」ぐらいでしょう。
アクリルシリコン樹脂塗料と比較して、戸建ての住宅では2~3万円程度の負担増になります。ラジカル制御型塗料はそれだけの効果は期待できます。